BE
COLORFUL

Dress the Lifeの意味を、
お客さまに教わりました

DRESS
YOUR LIFE

NANAMI YOSHII

吉井 七海

Dress Coordinator

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Dress the Lifeの本当の意味を知ったのは、入社して2年目の冬。こんなことを言ったら怒られてしまうかもしれませんが、それまではどこか「きれいごと」のように感じていたんです。「人生を彩る」という考え方自体は素晴らしいけれど、私たちの仕事は華やかに見えて、実際はけっこう泥臭い。目の前の仕事に追われるなかで、私自身はお客さまの「人生を彩る」という感覚が分からずにいました。その意味を気づかせてくれたのは、とあるお客さま。ご本人にはドレスを気に入っていただいたものの、お母様のご意向でキャンセルになって、それっきりお会いする機会もないだろうと思っていたんです。ところが、挙式の3日前にご夫妻で私に会いに来てくださって。忘れもしない12月。クリスマス限定のゴディバとお手紙を渡してくれたんです。

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「着ることはできなかったけれど、吉井さんの選んでくれたウェディングドレスとカラードレスは、ずっと心に残っています。あの二着こそが、私のドレスです」。そう言っていただいたとき、ああDress the Lifeってこういうことなんだと、はじめて自分のなかにストンと落ちました。お客さまの人生の大切なシーンに寄り添える。ドレスコーディネーターの仕事の魅力に、気づかされた瞬間でもありました。その頃から仕事がどんどん面白くなっていったんです。自分の「姉」や「妹」のような気持ちでお客さまに接するようになって、一歩踏み込んだご提案もできるようになりました。無難な接客をした方が、クレームにならないし、仕事としては楽。でも、せっかく吉井にお任せいただいた以上、プラスアルファのご提案をしたい。「姉」や「妹」に、おせっかいを焼きたいんです。

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つい最近も挙式を終えたお客さまが会いに来てくださったんですけど、結婚が決まった仲の良い友人に「ドレスはJUNO、担当は吉井さんがおすすめだよ」と力説してくださったそうで。「仕事終わりにどうぞ」とスタバを買ってきていただいて。こちらが家族のように接しているせいか、お客さまも家族のように接してくださっているような気がします。いま接客に関してはベストな状態。これからは後輩の指導や業務改善のプロジェクトにも参加して、ドレスコーディネーターが接客により集中できる環境づくりに貢献したい。私自身、とても幸せに働いているので、お客さまはもちろん、まわりのスタッフのことも幸せにしたいと思っています。