BE
COLORFUL

自分だからこそできる提案で、
お客さまの期待を超えていく。

DRESS
YOUR LIFE

HONOKA MIYAZAKI

宮﨑 帆乃香

Dress Coordinator

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ある日、お店にお電話をくださったのは、私と同じ熊本出身のお客さま。お住まいは東京でしたが、挙式は、大学時代におふたりが出会った場所でもある熊本を予定されていました。お電話越しに伝わってきたのは、お衣裳に対するおふたりの熱意。熊本にいた頃からJUNOのドレスに惹かれていたこと。式場の提携外のショップだけれど、持ち込みの許可もすでに取っていること。式やパーティに対しても具体的なイメージを持たれていて、特にパーティは、ご親族やご友人の皆さまを招待して、近い距離で楽しんでもらいたいとお話しされていました。他にも式場を選ばれた理由や、参列される方々にどんな風に過ごしてもらいたいかなど、当日のイメージやご要望をお聞きしながら、準備を進めていきました。

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一着目にご試着いただいたのは、人気の高いブランドのマーメイドドレス。お電話のときから希望されていたものでした。ただ、そのあと私からご提案したのは、全く別のブランドのマーメイドドレス。選んだ理由はさまざまです。新婦さまのシルエットが、より美しく映えること。シンプルすぎない華やかな見た目で、久しぶりに会われるお婆さまにもきっと喜んでいただけること。裾のトレーンを取り外すことができ、パーティでは参列者と近い距離で楽しんでいただけること…。ご要望と違うドレスのご提案ですから、リスクもありました。けれど、ドレスを深く知るプロとして、ご要望にそのまま答えるのではなく、お客さまの想いを汲み取り、より一層魅力を引き出すコーディネートを組み立てる。私たちにはその責任があると思うんです。

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ご提案したドレスを気に入っていただき、結婚式を終えた後。「宮崎さんと選んだドレスをみんなの前で披露できて、本当に幸せでした」おふたりから、そんな素敵なお手紙をいただきました。最後には、「宮崎さんのプロデュースした式に参列するのが、私の夢です」と。コーディネーターとして、こんなに嬉しい言葉はありません。もともと私は、コーディネートを考えるのが好き。この新婦さまなら、このドレスにこのアクセサリー、ベールはこれかな…と想像する時間がすごく幸せ。ドレスコーディネーターは、天職だと思っています。ドレスのことも、アクセサリーのことも、まだまだ学びはつきません。もっともっと勉強して、お客さまを彩るコーディネート力を磨いていけたらと思います。