BE
COLORFUL

お客さまにとって
コーディネーターは私ひとり。

DRESS
YOUR LIFE

SHIORI YAMADA

山田 栞織

Dress Coordinator

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新作のそのドレスを見た瞬間、「これだ」と思ったんです。落ち着いたAラインのシルエットに、総レースのあしらいが繊細な華やかさを演出していて、柔らかな曲線を描く長袖のパフスリーブが特徴的な上品で可愛らしい。そのドレスを見たとき頭に思い浮かんでいたのは、当時私が担当していた、ある新婦さまでした。その方は、すでに2回ご来店いただいていたのですが、結婚式に対する想いが強く、ウェディングドレスをなかなか決めきれずにいました。でも、「悩まれていたこれまでの時間は、このドレスに出会うためのものだったのかも」。そう思えるくらい、ビビッときたんです。

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もともとご希望されていたのは、レース系で透明感のあるナチュラルな印象のドレス。正直なところ、当初のご希望からは少し外れていたと思います。それでも、これまでのお打ち合わせで何度もお話をしてきたからこそ、気に入っていただける自信がありました。3回目のご来店の日。ご希望に近いドレスをいくつかご試着いただいたあと、そのドレスをご提案しました。はじめは、ご新婦さま自身も「可愛い!けど、可愛すぎるかな…」と少し迷われていたご様子。でも、ドレスに袖を通すと、表情がいつのまにか明るくなって。試着室のカーテンを開け、旦那さんと顔を合わせると、おふたりともが納得したように「これじゃない?」「これだね」と。何ヶ月も悩まれていたウェディングドレスが、その瞬間に決定しました。

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それから少しあとのこと。結婚式を無事に終えられたご新婦さまから、私のもとに贈り物が届きました。開けてみると、入っていたのは新婦さま手づくりのプロフィールブック。中には『私たちのウエディングを準備から素敵にしてくれた人たち』というページがあり、イラストとメッセージ付きで私を紹介してくださっていたんです。DtLの中ではまだまだ駆け出しの私ですが、お客さまにとっては、たったひとりの担当コーディネーター。私がご提案できなければ、お客さまは“運命のドレス”と出会えなかったかもしれません。そんなプレッシャーを力に変えて、これからもプロとして、お客さまのことを考え続けます。