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デザインオフィスの渡邉です。

最近では各ブランドのオリジナルドレスだけではなく、会場の方と直接お話を聞きながらデザインや素材を提案して会場専用のドレスを作ったり、JUNOが取り組んでいる多様性企画の1人1人の個性を大切にしたオーダードレスの企画などデザインや扱う素材など幅広い目線でのものづくりをする機会が増えています。
個人的にも幅広く仕事をしていて自然とインプットをする機会も多く、美術館に行って絵を見ることが趣味でもあるので面白そうだなと思った展示会はできるだけ見に行っています。

最近とても充実した内容だったのが、シャネルが開催している「アンヌ ドゥ ヴァンディエール展」
ものづくりをしている側にとってもとても興味深い内容でしたので一部ご紹介したいと思います。

写真家アンヌ ドゥ ヴァンディエールがシャネルのオートクチュールのアトリエ、メティエダールのアトリエを取材し撮影した写真展です。
「シャネルを紡ぐ手」というコンセプトでメティエダールの手作業にフォーカスし、また手にまつわる思いが添えたれた展示で、繊細な手仕事と商品への想いを感じることができる写真たちでした。

各セクションごとに纏まって展示していたので、それぞれの作り方や作業も知ることができ、改めて多くの工程が手作業で作られていることに感動しました。

1つ1つ想いが詰まった素材やパーツを組み合わせて1着のドレスやアイテムが作られていることが、デザインオフィスでも大切にしている 生地、刺繍やレース、モチーフ、工場など製作に関わる人たちを尊敬しものづくりを行うことと重なり、よりクリエイティブなものづくりをしていきたいと感じた内容でした。
デザインオフィスで素敵だけどレンタルには向かないな・・とサンプルを見るだけの素材も多いのですが、そんな素材はきっとメティエダールのような人たちが1糸1糸手作業で仕上げているもので、今後そのような素材も使ってドレスを作る機会が増えるといいなと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。