先日、ショップマネージャーになってから初めての人事異動を経験しました。

以前の店舗でメンバーに伝えてきたことの中で、新しい店舗のメンバーにも、これからDtLで働くドレスコーディネーターのみなさんにも、伝えていきたいなと思ったことがありました。

 

今回は、私が考えるドレスコーディネーターの理想の姿についてお話しさせていただきます。

 

ドレス選びの流れは、まずお客様へカウンセリングすることからスタートします。

 

ただ、唐突に「どんなドレスがお好みですか？」と伺うことはございません。

 

「お客様がお選びになった会場」、「お招きになるゲストの皆さまの顔ぶれ」を想像していただいた上で、

「どんな花嫁姿で会場に立っていたいのか」、「どんな花嫁様と思ってもらいたいのか」、「大切なゲストの皆さまとどんな時間を過ごしたいのか」などと伺います。

ドレス選びの提案はドレスだけではなく、トータルコーディネートの提案をしたいと考えているからです。

花嫁様によっては、ご自身でインスタグラムやインターネットで情報を集めて、お召しになりたいドレスのイメージがはっきりある方や、

全くイメージはなく、似合うドレスを提案してほしい方などさまざまです。

 

多くの花嫁様は結婚式が決まる前に幼い頃から思い描く花嫁姿があったり、式場見学をした際にこんな結婚式が出来たらいいなとイメージされたりしていますので、

どんなお客様のご案内の際にも、ドレスコーディネーターはお客様と一緒に考えたり、提案をして、結婚式当日に叶えたい花嫁姿のイメージのすり合わせを行うのです。

 

ショールームというドレスのセレクトの際にも、ご試着いただくフィッティングの際にも、一緒に考えてすり合わせをした花嫁姿のイメージを思い出していただけるように

お話ししながらご案内をすることで、ドレスコーディネーターは自信を持って提案をすることができますし、プロとしての安心感からお客様にとって満足度の高いご案内につながります。

 

ドレスのセレクトに迷った時や、ご試着の際に合わせていただくベールやグローブ、ヘッドアクセサリー、イヤリングなど小物をご準備する時にも花嫁姿のイメージに沿ったものをご提案します。

 

お客様のドレスのご希望を叶えたり、ドレスブランドを語ることもとても大切なことですが、運命の一着をどう着こなすかはその花嫁様次第です。

 

花嫁様は初めてのドレス選びで緊張と戸惑いがある中でご試着していただきますので、安心してお任せいただけるようにお客様を導き、

私たちは花嫁様にとっての一番の味方になれるようなコーディネーターである使命があると考えています。

 

これからも私自身がお客様のご案内の中で、この想いを大切にしつつ、

関わるドレスコーディネーターのみなさんへ伝えていきたいと思います。

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。