RECRUIT BLOG

2021.12.20

1年後来店されるお客様のために Part3

リクルートブログをご覧いただきありがとうございます。
デザインオフィスの渡邉です。以前のブログで2回に分けてオリジナルドレスの企画スタートから「トワルチェック」までの業務の流れをお伝えしましたが、今回は納品前の最終の打ち合わせについてどのようなことを行っているかご紹介いたします。納品前の最後の工程は、トワルチェックでドレスのシルエットや雰囲気、切り替え位置やモチーフのバランス、素材を重ねたときに厚みが出過ぎないか薄すぎて透けないかなどを細かくチェックし修正をしたものを実際の素材で裁断し縫製を行って最終仕上げの一つ手前の段階で最終の確認を行います。

この工程をサンプルチェックと言います。 

ここでは大きな修正は出来ないため、パターンを変更しない程度の微調整のみになります。

またトワルチェックは仮の素材で作っており、実際の生地の重ねはA4サイズほどの見本で確認するため、ドレス全体で素材の重なりや色を見るのはサンプルチェックの時が初めてです。

ここで難しいのがカラードレスの多色使いのものです。

スカート部分とトップスとでは重ねる素材の量が違うために色差が出たり、タックの分量で違和感が出る部分が出てきたり、問題も多々起こります。

どうすれば解決するか、工場のデザイナー・パタンナーさんと一緒に対応策を練っていきます。また仕上がったドレスの上からレースやモチーフを乗せるものは、サンプルチェックの時点で全体のバランスを見ながらレースを置いていき、配置を最終決定することもあります。

すでにイメージを伝え配置してもらっているものを確認する場合は、気になった隙間を細かいパーツで埋めてもらったり、脇部分は補正を入れるため補正時に厚みが出すぎないよう分量を減らしてもらったりと、気になる点を解決していきます。トワルチェックの時よりは時間がかからず打ち合わせは進みますが、問題があるときは解決に時間がかかることが多い作業です。

ここでOKを出したものは最終仕上げて完成し、この1着を参考に残りのオーダーの分(サイズ違いのドレス)も生産がスタートします。

ここから2,3ヶ月で納品され、アトリエで間違いや問題がないか検品した後に店舗へ納品されます。

先日すべてのサンプルチェックが終わったため、現在は生産中です。納品は年末頃を予定していますので、納品後新作として紹介されるのを楽しみにお待ちください。 そしてその頃にはまた来年の企画の打ち合わせがスタートします。

1年後のお客様のことを考えて、より素敵なドレスをお届けできるようオリジナルドレスを作製しています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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