2025.07.06
大先輩から学んだこと
リクルートブログをご覧の皆さま、こんにちは。福岡DC遠藤です。
本日は先月引退された大先輩、西岡さんとの思い出を書かせて頂きたいと思います。
14年前、私が着物の着付けの夜間学校に通いながらアルバイトを掛け持ちしていた時期に求人雑誌で見つけて応募したのが、DCという裏方の仕事との出逢いでした。
それまではアパレル販売員・営業職と、表での仕事に携わっていたのですが、裏方で表舞台を支える仕事に就きたいと思い出した頃でしたので、婚礼衣装の準備をする裏方の仕事があると知った時は心が躍りました。
その時に面接、採用して下さったのが西岡さんでした。
ただ、面接時に言われたことは、裏方のアルバイトと言ってもそんな簡単なものではない、イメージされているよりも大変な仕事です。
お客様の笑顔も見れませんし、ありがとうと言ってもらえる立場の仕事ではないです。
それでも大丈夫ですか?ということでした。
着物が好きで着付けの学校に行っていたので、商品にずっと携われる事であれば頑張れます!と答えて面接を終え、数日後、
「貴女と一緒に頑張りたい、一緒に働いていただけますか?」
とお電話いただいた時の感動は今でも鮮明に覚えています。
当時は、
1週間で繁忙期800~1000名様分のセッティングを行っていて、目まぐるしい忙しさの毎日で、3年はあっという間に過ぎましたね。
そして、面接の時に聞いた事は本当で、お客様がみえないということは、つまり何のためにこんなに忙しい毎日を送っているのかわからなくなる、メンタル面での厳しさを味わう日々でした。
それでも西岡さんの、このお衣裳をお召しになるお客様の事を想う姿勢に、ひたすらについていっていると、
ある日、コーディネーターさんから
お客様の挙式当日の満面の笑顔のお写真がメールで送られてきまして、色々と本当にありがとうございました。DCのみなさんのお仕事のお陰です。とメッセージを下さっていました。
起こった事情はお客様には関係ない。我々は最善の商品を届けるのみです。
という教えからブレないことが
どういうことかが、ここでつながりました。
それから数年経つと、DCの役割も徐々に変わってきまして、当時の各DC長皆が行き詰ってどうしたらいいかわからい状況の時、西岡さんが、
「みなさん、本当によく頑張っています。だから大丈夫よ。」
と言ってくださった時は、
心の底から安堵して、みんなで泣きました。
それからさらに時間が経ち、今は店舗の皆様が
DCの仕事がどういうものかを理解されている方が増え、確実に環境は変わりました。
これも黙々と、何があろうと信念を貫いてこられた時代があったおかげです。
そんな西岡さんの卒業の日には、新旧合わせて50名ほどの方が集まって、本当に素敵な時間を過ごさせて頂きました。
この日も改めて、西岡さんの偉大さを感じ、そしてDRESS The LIFE は人で成り立っている事、私もその一員で働くことができていることに、心から感謝した時間でした。
DCの仕事は大変な中にもたまに訪れる感動が、記憶に深く刻み込まれ、単調に見える日々の中に、やりがいを感じてコツコツと積み上げていける仕事です。
西岡さんとの教えと思い出、今も毎日がんばっているDCの皆さんとの時間と、これまでの心からの感動を思い出し、また気持ちを新たに頑張っていこうと思います。
最後までお目通し頂き有難うございました。
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