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2025.09.25

ドレスを作るために

デザインオフィスの宮沢です。

弊社が企画するオリジナルドレスブランド「esum」では、多彩なデザインバリエーションを揃え、幅広いお客様にご好評をいただいております。

華やかな装飾や色彩といった見た目の美しさも大切ですが、私たちが最もこだわっているのは「シルエット」と「生地」です。この二つは、弊社のドレスと他社製品との違いを一目で感じていただける重要な要素であり、実際に着用して初めてわかる深い魅力を生み出しています。

そしてもう一つ、ドレスを語る上で欠かせないのが「工場」の存在です。本日は工場についてご紹介いたします。弊社では、自社で企画したデザインをもとに、専門の工場へ量産を依頼しています。現在は4つの工場と協力し、それぞれの得意分野を活かした役割分担を行っています。繊細なビーディングを得意とする工場、立体的なシルエットを生み出す工場、特殊な素材を扱える工場など、それぞれの強みを活かすことで、ドレスの完成度を一層高めています。

近年は、イタリアや中欧の工場との提携も模索しており、新たに訪れた4工場のうち2つの有力な候補と出会うことができました。さらに日本国内でも生産体制を整えつつあり、将来的にはより柔軟なものづくりが可能になる見込みです。工場選びは単なる生産拠点の確保ではなく、デザインを実現するための最重要なパートナー探しでもあり、そうして生まれたドレスが日本全国のお客様に喜んでいただけるよう、開発を続けています。

工場がある国、街の文化がその工場のものづくりのDNAに刻み込まれています。例えば、イタリア・プーリア州の世界遺産の街アルベロベッロは、穏やかな気候とユニークな建造物が特徴で、街全体が清潔感にあふれ自然と調和しています。街並みからは細部へのこだわりや根気強さが感じられ、そこにある工場の職人も穏やかで根気強く、太陽の光に映える透明感のある軽やかなシルエットのドレスを得意としています。

また、ジョージアは1991年にソ連から独立した国で、現在も急成長を続けています。新しい物事に寛容で平和を重んじる国であり、アートやファッションも盛んです。古いものを新たな感性で再解釈する審美眼に優れ、そこで作られるドレスは伝統的な均整の美しさを保ちながらも新しさを加え、さらにアジア圏の影響も色濃く残すため、どこかエキゾチックな雰囲気を醸し出しています。

このように、それぞれの国や地域にある工場には、その土地の文化が色濃く反映されています。技術や職人の思い、誇りが込められた工場で作られるからこそ、私たちが企画したドレスも唯一無二の存在となります。工場と向き合い、その文化や人々に触れることは、この仕事の面白さをさらに深め、彩りを与えてくれる大切な要素です。これからもドレスを通して結びつく楽しさを大切に心を込めて向き合っていきたいと思います。

ご一読くださり、ありがとうございます。

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