2025.04.30
海外勤務社員の社内で叶えた小さな夢
リクルートブログをご覧いただき、ありがとうございます。
Authentiqueバリでショップマネージャーを務めております渡部と申します。
2018年12月にキャリア入社し、これまでに2度の出産を経験しました。
現在は5歳と2歳の息子を育てながら働く、子育て世代の社員です。
産休・育休でお休みをいただいていた期間もあるため、私自身の感覚では「まだ3〜4年目」のような心持ちで日々業務にあたっています。
今回は、そんな私が子育てと仕事を両立しながら、新しい挑戦を通じて小さな夢をひとつ叶えたお話を綴らせていただきます。
Dress the Lifeでは、半期ごとに社員自身が目標を設定する制度があります。
ショップマネージャーは売上などの数値的な目標はもちろん、「こんな自分になりたい」「これをやってみたい」といった自由な目標も掲げることができるのが特徴です。
しかし私はいつも、この“自由な目標”に頭を悩ませていました。
「こんなことをやってみたい」と思う気持ちはあっても、保育園のお迎えや、土日の預け先の確保といった現実的な壁が立ちはだかり、今の自分のキャパシティでは正直無理だなと思うことも多かったためです。
そんなときに考えたのが、「バリというロケーションだからこそ実現できることがあるのでは?」という視点でした。
・海外唯一の店舗であること
・アクセサリーをお持ち込みになる花嫁様が多いこと
・バリ島(インドネシア)では関税の影響で輸入品の取り扱いが難しく、国産商品が推奨されていること
・バリ島が銀細工の名産地として知られていること
こうした背景を踏まえ、「バリ島で作られたアクセサリーを、お店で販売できたら素敵なのでは?」という考えにたどり着きました。
その思いを形にするため目標に掲げたのは、現地アクセサリーのリサーチと、それを仕入れ企画としてまとめ、プレゼンすることでした。
そこからは、バリ中のシルバージュエリー工房をたくさん調べました。
バリ島の銀細工は、チュルク村を中心に代々受け継がれてきた伝統工芸です。
私が出会ったのは、花や自然をモチーフにした、繊細で美しいハンドメイドアクセサリーの数々。
1点ごとに異なる表情があり、模様や形にはバリの自然や神話が息づいています。
まるでジュエリーというよりも、アートピースを手に取っているような感覚でした。
中には、今までに見たことのないようなモダンなデザインもあり、若い世代の作家が新しい風を吹き込んでいることにも感動しました。
一方で、デザイナーとお話をしていると、こうした高度な技術を持つ職人の数が年々減少しているという現実も知ることに。
「この素晴らしい作品たちを、もっと多くの人に届けたい。そして、少しでもこの産業の継続に貢献できたら」
そんな思いが、やがて私の中でひとつの小さな夢へと変わっていきました。
そしてアクセサリー企画は無事に採用され、仕入れ、販売がスタートしました!
ショーウィンドウにジュエリーを並べ終えた瞬間のワクワク感は、今でも忘れられません。
小さな夢が形になった瞬間でした。
現在はInstagramを立ち上げたところで、試行錯誤しながらその魅力を少しずつ発信しています。
まだ投稿が少ないですが、よろしければ、フォローやいいねで応援していただけると嬉しいです。
Authentique AYANA Bali Instagram
育児中であること、時間や行動に制限があること。
日々やらなければならないことばかりで「追われる」という感覚がある方も多いかと思いますが、「目標をもつ」ことや「夢を追う」ということはとてもやりがいのあることだなと実感しています。
どんな状況の中でも、「今の自分だからこそできること」があるかもしれません。
このブログが、同じように悩んだり迷ったりしている方へ、少しでもヒントや励ましをお届けできたら嬉しく思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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