2025.06.05
立場ごとのやりがい②
RECRUIT BLOGをご覧の皆様、こんにちは。Design Officeの太田友美と申します。
本日は、この職に就いてから歴や立場によって経験してきたことややりがいについてお届けいたします。
以前、コーディネーターとショップマネージャーについて振り返り、自身の成長を感じられたことややりがいについて記事を書きました。
所謂、「現場」と呼ばれるお客様と直接触れ合える部署です。
今回は、スタイルオフィスという、商品に関わる部署について振り返りやりがいについてお届けしようと思います。
【スタイルオフィス】
私が所属していた当時は、ドレスショップの1つの屋号を担当し、MDとPRの業務を行っていました。
その中でも特にMD業務の内容から得た経験ややりがいについて記載してみます。
スタイルオフィス業務の中で主な役割の1つがバイヤーです。
海外のブライダルファッションウィークに訪れ買付を行う中で、世界のトレンドを肌で感じることができます。
また、今までは店舗スタッフとしてバイヤーを通じて得ていた情報が、直接デザイナーやブランドの営業から話を聞くことができ、スタッフに同じ温度感で伝えられるようにすることに使命を感じるようになりました。
店舗向けに行う商品勉強会でどのような内容にしたらスタッフが楽しんでくれるか、お客様に伝えやすい情報になるかなどを考えながら資料に落とし込みます。
スタッフがキラキラした目で話を聞いてくれている姿や、得た情報や知識をお客様に伝えたいとトーク練習してくれる様子を見て喜びを感じます。
実際の接客で、お客様がブランドの想いを聞いてファンになってくれたというエピソードを教えてくれたときはとてもやりがいを感じました。
また商品の買付だけでなく、自社オリジナルの商品開発にも携わります。
服飾出身の知識をいかしオリジナル製作の中で、ちょっとした仕様の工夫に挑戦していました。
余分な厚みが出ないように縫い代をカットしたり、上半身をスッキリとしたシルエットにできるよう工夫したり、デザインオフィスのデザイナーに相談しながら仕様をチェックしていきます。
完成した際に、美しいシルエットが実現したり、だわってセレクトした生地の発色が綺麗に出ると達成感を感じます。
そのドレスの個性が光ることでスタッフがたくさん語ってくれてお客様まで届きます。
バイヤーとして買い付けたものや手がけたオリジナル商品のリアルな評判を直接聞くことで、よりよいものを届けられるようにというマインドに繋がっていました。
また、センスや感覚だけでなく、MDとしての分析や今後の動向などを考慮した商品バランスの考え方を学ぶこともとても重要でした。
担当している屋号の店舗にいらっしゃるお客様の好みの傾向や、国内外のトレンドなどを掴み、商品分析したデータと照らし合わせながらバランスを見ていきます。
ここで得た内容をもとに店舗からのリクエストとあわせて、次の買付や商品開発に役立てていきます。
分析の仕方も少し工夫することで見えてくる傾向などがあり、私自身は数字も好きだったのでここで知見を広げることができたこともやりがいに繋がっていました。
ドレスだけでなく和装の分野についても少し振り返りたいと思います。
個人的にお着物も好きだったため、和装買付でも知識を得れることがやりがいでした。
年2回行われる京都での和装の展示会にて商品の買付を行っていました。
展示会訪問だけでなく、必要な商品開発があるとメーカーさんと企画の打ち合わせをしたり、市にビンテージものを発掘しに行ったりもしました。
また作り手側の訪問を行い、職人さんの仕事を目の前で拝見して勉強会をすることもありました。
後継者問題などもあり今ではとても貴重な伝統技術や文化になっており、バイヤーとしてスタッフに伝えること、そこからお客様に伝えていくことに強い使命感を持ちました。
その使命感を店舗スタッフとともに持ち、お客様に伝えていく文化が生まれたことはとても喜ばしく、買付の際に職人さんやメーカーの方からお話を直接聞いている身としてとても心強く感じていました。
まだまだやりがいのある業務はたくさんありましたが、本日は特にMDについて記載してみました。
改めて振り返ってみると、商品に直接関わる内容ももちろんですが、技術や想いをスタッフへ伝え、それがさらにお客様へ伝わりまた自身の耳に入ってくる。
それをブランドや職人さんへまた伝える。という人の想いの循環にやりがいを感じていることに改めて気づかされました。
特に人生の一大イベントである結婚式に関わることもあり、私も人の想いはとても大切にしてきた自負があります。だからこそ、直接接客に携わらなくても、「人」にやりがいを感じるのだと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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