ブログをご覧頂きありがとうございます。
オーシャン&リゾート マリゾン店、ドレスコーディネーターの中平です。(写真の右前です。)
私は、コーディネーター歴9年目になります。
長く働いていると楽しいこと、嬉しいこと、大変なこともありますが、長く続けて来てこられたのは結婚式当日の新郎新婦様の嬉しそうな笑顔を見たり、お礼の言葉を頂いたりしたときにやっぱり素敵な仕事だなと感じてきました。
そんな私が初めてお客様からサプライズをして頂いたときのことをお話します。

マリゾンはインショップのお店なので、タイミングが合えば担当のお客様の結婚式を見に行くことができます。
ただ、もちろん通常のお打ち合わせが入ってる為必ず見に行けるわけではありません。

お2人と私はコロナになる前から担当させて頂いており、約2年担当致しました。
前撮りも終わり、結婚式の衣装も決まりあとは結婚式を迎えるタイミングでコロナ禍になりました。

お2人に久しぶりにお会いしたのは、最後にお会いして半年すぎるころでした。
新婦様からカラードレスを見直したいとご希望があり久しぶりのお打ち合わせでした。
新作のドレスをご紹介したところすぐに気に入って頂き変更になりました。

新婦様と久しぶりにお話をすると、やはりコロナが一番心配で無事に結婚式が挙げられるか不安に思っているとお話して下さいました。ただ、衣装合せが終わってお見送りのときに、やっぱりドレス着たらすごく楽しかったと笑顔で帰って下さいました。私にとっては日常になっているお打ち合わせも色んな方の色んな思いがあるだなと改めて実感しました。

そして、いよいよお式当日の2月27日。
私はいつもと変わらない慌ただしい日曜日を過ごしてました。
お打ち合わせの当日、晴天でお2人が挙式を終えてガーデンまで降りてゲストの方からフラワーシャワーをしてもらってる嬉しそうな姿を拝見することが出来ました。
少し離れた場所から見ていたら、新婦様が気付いてくださり私に手を振って下さいました。
私はその笑顔だけで本当に嬉しい気持ちでまた、仕事に戻りました。

そして、披露宴も始まってだいぶ経ったころにイヤリングが破損したとドレスサロンへ電話が入りました。
私が打ち合わせだった為、他のスタッフが対応しました。
少し心配ではありましたがその後は何もなく、私もいつもの業務をこなしておりました。
そして披露宴終盤のころ、またドレスサロンへ電話が入りました。
プランナー様から「イヤリングの件でいますぐグランビュー(会場)に来て欲しいと」連絡がありました。
私は、また何かあったのかと心臓をバクバクさせながら心配で急いで会場に向かいました。

すると、そこにプランナー様が私を待っていて、入ったことのない通路へと連れていかれました。
私の脳裏には謝罪をしなければいけないという不安な気持ちでプランナー様に付いていきました。
そして、連れてこられたのがグランビューの会場でした。
普段、ドレスサロンは通らない裏口から気付いたら会場の中に。
その瞬間、ゲストの方の視線がこちらに向いていて本当にわけがわからない状態でした。
そして、司会者さんから「ドレスサロンの中平さん前へどうぞ」と言われてやっとサプライズだと気づきました。
披露宴は終盤で、ご両家ご家族とお2人が並ぶ元へサービスのスタッフが誘導して下さいました。
すると、新婦様から「ありがとうございました」というお言葉と素敵な花束を贈呈してもらいました。
私も嬉しくて思わずハグをしました。
自分がまさかそんなサプライズをされるとは思っていなく、とても驚きましたが嬉しくて泣きそうでした。

後日、新婦様より素敵なメールが届きました。
メールにはコロナで落ち込むことも多かったけどドレスを着るとそれを忘れて前向きになれたこと。
“いい結婚式が挙げられたのは中平さんが居てくれたから”この言葉が私を幸せな気持ちにしてくれました。
後からスタッフから聞いたのが私以外もちろんサプライズを知っていて、新婦様はけっこう前から案を練っていてくれたようです。それもまた、私を素敵な気持ちにさせてくれてました。

長くなりましたが、改めていい仕事だと自分でも思っております。
お客様の人生をも彩れるコーディネーターでいたいと実感しました。