2026.10.20
新人賞を取れなかった悔しさ
Dress the Life人事部、採用マネージャーの谷口です。
普段は面接官や人事社員としての視点をブログに書くことが多いですが、今日は私が経験した過去について振り返りたいと思います。
私が新人賞を取れなかったのは、今から約10年前。
新人賞を取りたいと思ったきっかけは、入社して初めて参加したキックオフでした。
当時、私が配属されたのは銀座店。東京に進出してまだ2年目で、競合が日本一多いエリアの中、売上をつくることも、まだ整っていない店舗環境を整えることも、本当に大変な店舗でした。
そんな銀座店で働く先輩たちは、能力も人柄も本当に素晴らしく、私にとって尊敬する存在でした。
だからこそ、入社半年後に参加したキックオフで、銀座店の先輩たちが誰一人として表彰されなかったことが、本当に悔しかった。
「きっと、うちの先輩たちが一番頑張っているのに」
「こんなに優秀な人たちなのに」
そんな気持ちでいっぱいでした。
そして、次のキックオフでは自分が新人賞を取って、銀座店の名前をステージに刻みたい。そう思ったのが、私の最初の大きな目標でした。
そこからは、先輩たちにも目標を公言し、どうすれば新人賞を取れるのかを教えてもらいながら、とにかく目標の数字を細かく追いかけました。
先輩たちが一緒に接客に入ってサポートしてくれることもあり、結果として、ほとんどの数字目標をクリアすることができました。
そして迎えた、次のキックオフ。
新人賞として名前を呼ばれたのは、福岡の別の店舗で働く同期でした。

新人賞の受賞者には、推薦文が読み上げられます。そこには、その人が日々どんなふうに仕事に向き合っていたのか、どんな成果を残したのかが綴られています。
その内容を聞いた私は、悔しかったけれど、同時に「それなら仕方ない」と思ってしまいました。
自分なりに努力して、目標を達成しても、それ以上に頑張っている人がいる。
そして、誰がどれだけ頑張っているのかを、単純に比べることはできない。
目標を追いかけても叶わず、悔しい思いをしている人のほうが、きっと多いのだと思います。
それでも、あのときの努力は決して無駄ではありませんでした。成績を評価してもらい、昇級することもできました。
そして、私の悔しい経験は新人賞だけではありません。
入社して3年目の頃、もともと人事の採用担当を目指していた私を横目に、別の同期が先に採用担当に任命されました。

そのときも、やっぱり悔しかった。
でも、当時ショップマネージャーをしていた私は、心の中で静かに決めました。
「ショップマネージャーとしての経験を積んで、あの子よりも貢献できる採用担当になってやる」と。
その思いを誰かに話すことはありませんでした。ただ、自分の中でずっと持ち続けていました。
そして今、私は採用マネージャーとして仕事をしています。
前回のキックオフでは、Dress the Life賞という、とても光栄な賞をいただくこともできました。
あのとき新人賞を取れなかったことも、目指していた部署にすぐに行けなかったことも、当時は本当に悔しかった。
でも、目の前の仕事に向き合い続けた先に、今の自分がいます。

就職活動をしている皆さん。そして、今何かの目標を追いかけている社員の皆さんへ。
社内には、表彰を受けて海外のバイイングに行ったり、目標としていた部署への異動が叶ったり、夢を実現している人たちがいます。
でも、そうした人たちと同じように努力しても、思い描いた結果に届かない人だっていると思います。
努力すれば必ず報われる、とは言い切れません。私自身、目標を叶えられた経験があるからこそ、簡単にそう言うことはできないと思っています。
それでも、目標に向かって努力した時間や、悔しさを抱えながらも目の前の仕事に向き合った経験は、決してその場だけで終わるものではないはずです。
いつか別のチャンスにつながるかもしれないし、当初とは違う形で、自分が納得できる未来にたどり着くかもしれない。
だから、今の結果だけで、自分の可能性を決めつけないでほしい。
あのとき新人賞を取れなかった悔しさも、目指していた部署にすぐに行けなかった悔しさも、今の自分につながっています。
皆さんが今追いかけている目標も、すぐに叶うとは限りません。
それでも、その過程で得たものを大切にしながら、自分なりの未来をつくっていってほしいと思います。

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