リクルートブログをご覧の皆様、こんにちは。
ITビジネスソリューション（ITBS）所属の山田と申します。

ITBSは、ITで業務の効率化と生産性向上を推進する部署です。
システムを導入・改善したり、現場の課題をITで解決する仕事をしています。

今回は、「変化の中で成長する――情報システム部門として挑む“新しい仕組みづくり”」というテーマで記事を書かせていただきます。
この1〜2年、私たちの会社では業務システムの大幅なリニューアルを進めています。

これまで長く使ってきた仕組みを見直し、より効率的で使いやすい環境を整えるために、段階的なフェーズに分けて新システムをリリースしています。

一度にすべてを入れ替えるのではなく、部署ごと・機能ごとに順次リリースを行うことで、各部門の運用状況や課題を確認しながら改善を重ねていくことができます。

段階ごとに検証と調整を行うことで、より完成度の高いシステムを目指しています。

このプロジェクトには、ITBSも関わっています。
私たちは、システムベンダーと現場の間に立ち、機能追加や改修の内容を調整しています。

現場の声を丁寧にヒアリングし、どのような機能が必要なのかを明確にしたうえで、ベンダーと仕様をすり合わせしています。

要件定義や仕様確認といった工程では、業務フローを深く理解し、どのようなシステムが最適なのかを考える力が求められます。

技術的な知識だけでなく、コミュニケーション力や課題解決力も重要です。
実は私自身、前職ではシステム部門の経験がありませんでした。

入社してから初めてこのようなプロジェクトに関わることになり、最初は正直なところ戸惑いもありました。
しかし、日々の業務を通して感じたのは、「システムを理解するためには、まず業務を理解することが大切」ということです。

現場の担当者がどんな流れで仕事をしているのか、どんな課題を感じているのかを知ることで、ようやくシステムの本当の意味が見えてきます。

理解を深めるにつれて、「この機能はどのように使われているのだろう」「操作の流れを少し工夫すれば、現場の負担が減るのでは」と考えるようになりました。

実際に業務やシステムの動きを観察しながら学ぶことで、システム全体の仕組みや改善のポイントが少しずつ見えてきます。まだまだ学ぶことは多いですが、変化の大きなこの時期に関わることができるのは貴重な経験だと感じています。

これからも現場とシステムをつなぐ存在として、より良い仕組みづくりに挑戦していきたいと思います。