今回は、私が実際に経験した”留袖・モーニングコート”のCSチェックについてお話しします。
CSチェックとは、接客デビュー前の最終確認の場(試験)です。
お姉さんにお客様役をしていただき、実際のご案内を想定しながらロールプレイングを行います。
言葉遣いや立ち居振る舞いはもちろん、説明の順序や声のトーン・表情・姿勢まで細かく確認していただきます。
本番を想定した空気感の中で行われるため、練習とは違う緊張感があり自分の課題がより明確になります。

留袖やモーニングコートは、新郎新婦様の親御様が着用される大切な衣装です。
結婚式当日は主役を支える立場でありながら、ご家族にとっても大きな節目となる特別な一日です。
そのため、「サイズは合っているか」「当日の流れは分かっているか」など、さまざまな不安を抱えてご来店されることもあります。
衣装や小物の説明だけでなく、当日の動きや注意点まで分かりやすくお伝えすることが求められます。
練習では問題なく話せていた内容も、いざチェック本番になると緊張で言葉が詰まってしまったり、説明に集中しすぎるあまり、お客様役のお姉さんの反応を見る余裕がなくなってしまったこともあります。
その経験から、接客は「覚えたことを伝える」だけではなく、「相手に合わせて伝える」ことが大切なのだと実感しました。
CSチェックを通して学んだのは、「正確さ」と同じくらい「安心感」が重要だということです。
専門的な説明をするだけではなく、相手の表情やうなずきに目を向けながら
「理解していただけているかを確認すること」
「不安が生まれそうな点は先回りしてお伝えすること」
その積み重ねが信頼につながるのだと、お姉さん達のフィードバックから学びました。

現在はディストリビューションセンター業務に携わっていますが、CSチェックで身につけたお客様目線は、今の仕事にも確実に活きています。
検品やメンテナンスを行う際も、「この一着を着用される方は、どのような想いで当日を迎えられるのだろう」と考えるようになりました。
接客の現場に立たなくても、その視点を持ち続けることで、より丁寧に業務へ向き合うことができています。
CSチェックは、単なる試験ではなく自分自身の姿勢を見つめ直す機会でした。
この経験で得た学びをこれからも大切にしながら、チームの一員として結婚式を支えていきたいと思います。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
CSチェックを受ける皆さんの励みになれば幸いです。