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伝えたいこと「一生に一回の人生だからこそ、自他とともに記憶に残る体験と経験を」

2020年、世界中の誰もが、過去経験をしたことがない体験をしました。
すべての人が命のはかなさ、自由、人と会える喜び等、当たり前の日常の大切さを感じたはずです。

今回のコロナを通じて、生きるということは何なのか、と誰しもが一度は考えたはず。

そんな時代だからこそ、我々は、Dress the Life(~すべての人生に彩りを~)という企業理念をより大切にしたいと考えます。

人生は一度。良いこともあればつらいこともある。関わるステークホルダーの人生という長いようで短い道のりがより幸せに近づくこと、にコミットしたいと考えています。

我々が提供するサービスや商品で人々の人生をも彩っていきたい。また、そのサービスや商品を提供できる人であるために自分たちも成長し、自分たちの人生に誇りを感じる、そんな人の人生に深く関わる企業として成長していきたいと考えています。

私たちは世界基準のウェディングドレスを日本中の花嫁様に届けています。ウェディングドレスを通して結婚式というお客様の人生の一大イベントに深く関われることを誇りに感じています。

私たちは、はじめてドレスに袖を通す瞬間、試着室を出て初めて新郎と対面する瞬間、悩む時間、運命の1着を決めた瞬間、年を老い、ドレスやタキシード姿の自分を見返す時等、一生に一度の日に向けたそのプロセス、その先の未来にも、ドレスショップの価値があると考えます。

ウェディングドレスという人の記憶に一生に残る1着をお選びするお仕事だからこそ、ドレスを探す、創ることは我々の終わりのないクオリティを追求するやりがい、チャレンジです。

純白のウェディングドレスの歴史は遡ると1400年初頭のイギリス王朝の結婚式が起源と言われています。日本の結婚式でドレスを本格的に着始めるきっかけとなったのは昭和中期の平成天皇の美智子様との結婚式です。歴史から見ても、我々はまだウェディングドレスを着こなすということに欧米と比べると文化として定着していません。

だからこそ日本の花嫁様に長い歴史の中で培われた世界中の素敵なドレスを開発し、その素晴らしさを伝え、運命の1着を提供したいと考えます。 そのために我々は世界中を渡り歩き、海外の一流デザイナーの最新ドレスや、その経験で培ったエッセンスをベースに開発する自社のドレスで日本の花嫁様に世界基準の商品・サービスを提供することにコミットしています。

我々は100年以上前に呉服で創業をしました。その時代は、1枚の服を大切に着続けた時代でした。子供の服が破ければ、母が縫い、大切に扱う、そんな時代です。その後高価な着物も取り扱い、晴れの日の1着として一生大事に扱われる着物を売ってきました。しかし、ファストファッションがうまれ、服は使い捨てされる世の中になりました。世界の傾向としてはウェディングドレスも1回きりの使い捨てです。

近年はSDGsが注目されています。特にアパレル業界の大量生産・破棄は一つの大きな問題として取り扱われています。我々のウェディングドレスは創業以来、レンタル事業としてお客様にご利用頂いています。呉服で創業して以来、衣服を大事にすることを大切にしてきました。ウェディングドレスをレンタルで展開する企業は世界中にまだほとんど存在していません。 環境に優しいシステムだからこそ、この仕組みの可能性をいち早く世界に広げることも我々の使命と考えます。

また、日本は先進国の中で、ジェンダーギャップ指数・LGBTQへの社会的な理解で大きな遅れを指摘されています。ウェディングドレスを通して、ジェンダーに囚われない結婚の形を表現することで、日本に新しい文化を吹き込むことにもコミットしたいと考えます。

日本の足りないところを海外からいち早くもってきたり、日本の良いところをもっと世界に広げたり、日本と世界をつなぎ、新たな価値観を注ぎ新たな可能性や文化の創造にトライする。その終わりなき挑戦に挑むことで、働くメンバーの成長を実現し、共に日本をより元気にする存在になりたいと考えます。

Dress the Life(株式会社渕上ファインズ)
代表取締役