RECRUIT BLOG

2021.08.13

1年後に来店されるお客様のためにpart2

リクルートブログをご覧いただきありがとうございます。デザインオフィスの渡邉です。以前以前オリジナルドレスの打ち合わせスタート時の流れやデザインオフィスで行っていることについてお伝えしましたが、今回は次の段階で製作の中でも一番重要な「トワルチェック」についてご紹介したいと思います。工場と新規企画の打ち合わせを行い、その後もデザインのことや使用する素材についてやり取りを行いながらその内容を元に「トワル」を作製してもらいます。「トワル」は仮素材でドレスを作製し、シルエットやディテールなどの形をチェックするための大事な作業になります。
ここでシルエットやトレーンの長さ、重ねる生地の量や厚さ、どこにレースを配置するのか、また切り替え位置の調整やモチーフと足すのか減らすのかなどを細かくチェックしていき、ここで決めたことが実際のドレスにすべて反映されます。そのためここで殆どを決めてしまわないといけなく、見落としもないように時間をかけ納得がいくまで行います。その後はデザインの変更ができないためとても重要な作業です。本来は工場まで行き、実際にトワルを見ながら配置をずらしてみたり、素材の重なりを確認するなど直接行うのですが、コロナ禍のため昨年より実際に工場へ行くことが出来ず、現在はリモートで動画と写真でやり取りを行っています。実際に見てチェックしたいものは送ってもらい、こちらでトルソーに着せてパターンの修正やレースの配置を決めるなど、時間やコストはかかりますが不安な点があれば納得できるまで確認するようにしています。ただ全てに時間を掛けてやるのではなく、即判断して進めることと拘ることを明確にし、全て確認待ちで工場がストップすることがないよう心掛けています。現在数日に渡ってトワルチェックを行っており、チェックが終わったものから生産に進んでいます。確定したデザインでパターンを作成し、生地を裁断し、組み立てる作業が行われます。その後の確認作業は、最終仕上げの1つ手前で最終確認の「サンプルチェック」です。大きな変更はできませんが、最終の縫い止めをしていない状態のためレースを足す、少しだけずらす、透けているため裏地を1枚足すなどデザインやパターンの変更がない多少のことは微調整できます。
 このような流れを経てドレスが完成します。今はまだやっと形になってきたところで、完成までもう少し時間はかかりますが、楽しみにお待ちください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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