BE
COLORFUL

一人ひとり違うように
ドレスをもっと、多様なものへ。

DRESS
MY LIFE

INHYE BANG

BANG INHYE

Designer

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生まれも育ちも韓国。大学で日本に来ました。日本の美大を選んだのは、ファッションを多様な目線で捉えるのに良い環境だと感じたから。個人的な感覚ですが、韓国のファッション業界はトレンドを押さえている一方でオリジナリティに欠けている気がしていたんです。たとえば着たい服のイメージはあるのに、どのお店にも売っていなくてがっかりした経験も。ファッションは本来、自己表現をする手段のひとつ。一人ひとり違うように、身につける物も、もっと多様であっていい。DtLに惹かれたのは、お客さまの声を聞いて、お客さまの人生を彩るという観点で多様なドレスを取り揃えているところ。お客さまの自己表現をお手伝いできるドレスショップだと感じ、入社するならここだと心を決めました。

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今はアシスタント業務がメインですが、臆せずにどんどん手を上げて発言することを心がけています。先日、商品について学ぶ研修の場で、ちょっとしたご提案をさせていただきました。ドレスは高価格帯の商材。ご案内の際は、ドレスの価値がお客さまに伝わる説明をしなければなりません。研修のテーマになっていたのは、見た目はシンプルなのに価格は高いドレス。「この生地は他と違って、バイアス裁断をとりいれているので、女性らしいラインをいかせるはずです、こんな言い方どうでしょう?」。ふつうの会社なら、入社まもない1年目が営業トークに意見を出すなんて、歓迎されないことかもしれません。けれどもDtLは、年次に関係なく意見を聞き入れてくれる柔軟さがあります。私の意見も「そのご説明、素敵だね」と、先輩に喜んでもらえました。

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ここにお伝えしたのはほんの一例で、実はDtLで挑戦したいこと、提案したいことが、私にはたくさんあります。レンタルの回数を重ねて役目を終えた自社開発のドレスをリメイクするなら?LGBTQの方や身体に障がいのある方にとっても嬉しいウェディングドレスって?すでにデザインオフィスでも、ワクワクするような様々なプロジェクトが動き出しています。私自身、足が不自由な姉がいるので、誰もが着こなせるドレスをデザインするのは、挑戦したかったことのひとつ。多様性のあるファッションを求めて、ずっと学んできた私が取り組みたい仕事に、DtLでめぐりあうことができてとても幸せに感じています。